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インターネットの歴史•9分で読了•2026年10月9日

IPv4とIPv6の歴史: 誕生、アドレス枯渇、そして世界規模の移行へ

ARPANETとRFC 791からIPv5の実験、IPv4枯渇問題、次世代プロトコルIPv6への進化までの歴史的経緯を振り返ります。

IP
著者: ネットワークエンジニアリングチーム

1. ARPANETの起源とIPv4の誕生(1973–1981)

Vinton Cerf氏とRobert Kahn氏がTCP/IPを考案し、1981年9月にJon Postel氏がRFC 791を策定。1983年1月1日(Flag Day)にARPANETがTCP/IPへと完全移行しました。

2. なぜ32ビットだったのか?

RFC 791の32ビット(約43億アドレス)は、当時の研究ネットワーク規模では無限と信じられていました。

3. クラス制時代と枯渇の危機(1981–1993)

固定クラス配分によりクラスBの取得が殺到し、深刻な枯渇危機に直面しました。

4. 延命策: CIDR、NAT、そしてRFC 1918(1993–1996)

  1. CIDR (RFC 1519 - 1993): クラス廃止とルート集約。
  2. プライベートIP空間 (RFC 1918 - 1996): 10.0.0.0/8, 172.16.0.0/12, 192.168.0.0/16。
  3. NAT (RFC 1631 - 1994): 1つのグローバルIPを複数ホストで共有。

5. IPv5はどうなったのか?

Version Bit Nibble:
0100 (Binary 4) = IPv4 (RFC 791)
0101 (Binary 5) = ST / ST-II (Internet Stream Protocol - RFC 1190 & RFC 1819)
0110 (Binary 6) = IPv6 (RFC 2460 & RFC 8200)

バージョン5はリアルタイム音声伝送プロトコル ST / ST-II (RFC 1190) に割り当てられていたため、次世代規格は直接 IPv6 と命名されました。

6. IPv6の標準化(1994–1998)

Steve Deering氏らの提案を基に策定され、2017年の RFC 8200 で正式なインターネット標準となりました。

7. IPv4アドレス枯渇年表

Timeline of IPv4 Exhaustion Milestones:
• Feb 3, 2011:  IANA distributes the final five /8 blocks to the 5 RIRs.
• Apr 15, 2011: APNIC (Asia-Pacific) exhausts standard free pool.
• Sep 14, 2012: RIPE NCC (Europe & Middle East) exhausts free pool.
• Jun 10, 2014: LACNIC (Latin America & Caribbean) exhausts free pool.
• Sep 24, 2015: ARIN (North America) exhausts free pool.
• Nov 25, 2019: RIPE NCC allocates its very last remaining IPv4 block.

8. 現在と未来: デュアルスタックとIPv6-Only

モバイルキャリアやハイパースケーラーは純粋なIPv6-Onlyトポロジーへと移行し、464XLAT (RFC 6877) でレガシーIPv4を収容しています。

タグ:#IPv4の歴史#IPv6の進化#ARPANET#RFC 791#デュアルスタック

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